教えるのが苦手

久しぶりに英語を褒められた。ミドル(中学校)のESLの先生に。

 

つまり、駐在妻の中では、ってことなので果たして喜んでいいモノかどうか。と書きつつ、褒められたら素直に喜ぶほうがいいことを魂が知ってるので「わーいわーい」とブログを書いてる。

 

そもそも英語が上手ってなんだろうか、と思いますよね。言語の上手い下手は時と場所によって変わってくるものだと思うのですが、私が目指していた外国語習得の中身はSelf Expression、自分のことをどれだけ相手に聞かせることが出来るかというものでした。

 

だから、対面のコミュニケーションには多分、どんな場合でもそれなりにこなせるのではないのかと思います。スマートかどうかは別として。

 

人前で話すのはいやだな…あと人に教えるのも苦手です。

 

英語がそれなりに出来るなら英語を教える仕事をすれば、というのが至極まっとうなアドバイスだと思うのですが、体当たりで英語を勉強してきた私にとって英語取得は血と汗と涙の結果のものであり、誰かから教えてもらった結果ではないと体が覚えこんでいて、つまり教えることに意味を感じない体、といえばいいんでしょうか。

 

意味を感じないからモチベーションも湧かないでしょ。だから提供するサービスの質もおのずとしれたものになりそうで…。

 

英語を勉強したいとか日本で英語を取得しようとする人ととは人として分かり合えない気がするから付き合える自信がない。

 

で、言うほど英語できないし…ってなりますね。そう、言うほどできない。サバイバル出来るけど、人に教えられるほどではない。むしろサバイバル方法なら教えられる。サバイバルを知りたい人っていますかね。でもサバイバルって自分が窮地に陥っているからこそ燃えてきて乗り越えられるものだからして、要するに、私はダメだ、ってことなんです。(面倒になった)

 

おわり

ほーむぱーちー

今日はお客さんが来ます。お料理その他を準備しながら、10年前のおもてなしと今のおもてなしのベースって変わったかも…とぼんやりと考えています。

 

10年前、すでに夫の仕事の都合で外国に住んでいた私。お客さんを家に呼ぶ生活はその頃からありました。その頃の某国駐在日本人界隈では、奥さんがお客さんをもてなすのが基本で料理はおいしいものをサーブできるのが当たり前。「これから頑張ってね」と励ましてくれる先輩奥様もたくさんいらっしゃいました。おかげ様でそこで覚えた料理もたくさんありました。その次の国は日本人駐在家族がとても少なくて、ホームパーティーと言っても非常に身内的なものばかりで気張る必要もなく、さらに日本にもどるとお客様を家でおもてなすことはほぼなくなり(こどもたちのパーティーはよくやってたけど)一時私のパーティーおもてなしスキルは停止していたんですが、今、アメリカに住み始めてホームパーチ―を開く機会もそこそこある現在。

 

アメリカ人を呼ぶホームパーティーでは…妻、つまり私が立って働いていることはイケナイことなので、私は事前に全て用意することになります。奥さんが忙しく立ち働いているのに夫がドスンと座ってる図ってのがもう生理的にダメみたいなのがビンビン伝わってくるの。(南米人は割かし平気。旦那さんも手伝ってくれるけどね。)だからアメリカ人がうちに来るときは「作り立てが美味しい料理」を出すわけにはいかず。日本食の揚げ物とか米人は好きだけど、あれ、揚げたてじゃないと美味しさ半減するし…特に素人の私が作る揚げ物なんてさ…とか言い訳しつつ、適当なものを出します。適当を歓迎される国アメリカ。最高じゃんね…。と思いながら。

 

今日のお客さんは日本人だから、料理をちょっと頑張んなきゃいけない。カーチャンの晩御飯でいいよな!それが一番うまいよな!と心の中で叫びつつ…。

 

オチが無いけど、覚書ってことで。

 

 

ブレードランナー2049【ネタバレ感想】

ライアン・レイノルズが「セクシー」って言われるのは分かるんだよ。顔長くて目が寄ってる気もするけど、彼の空気がセクシーなんだ。悪いことしてても、最終的には嘘つけなさそうで、良いお父さんになりそうな素直さがにじみ出てる。だからこの映画も楽しみだったんです。ブレードランナーの続編。あの舞台から30年後。

 

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そこはあの当時考えられた未来のそのまた未来。我々の世界の平行未来の姿。そこではレプリカントが人間に仕える道具として存在する。一作目はその世界観にどれだけ没入できたかどうかで作品の楽しみ方のレベルが変わったと思いますが、本作はその「没入感」に関して非常に熱心に演出してくれている。

私がこの作品をIMAXで観ることをお勧めするのはそのため。この映画はこの世界に入り込んで鑑賞すること意味がある。平行未来のこの世界を楽しむのだ。

 

一作目のあのころ、日本には勢いがあった。デッカードが住む集合住宅の窓から見える強力ワカモトの文字と日本女性の顔にも説得力があった。本作で二回ほど出てくるSONYの文字はむしろ日本の存在感の薄さを強調してしまったかも(実際こっちで生活しててもうSONYの文字は目にしないからね)。一番最初に出てくるあたりに配給会社としての意地が見えるけれども。Kの住む集合住宅から見える文字は確かにカタカナですけれども。

ラスベガスのホテルにはハングルが踊ってました。Kが乗ってるロス市警のパトカーはプジョーでした。

もちろん、ヒンドゥー語、ロシア語、タイ語と30年前より多くの言語が存在し共存しているそこはメトロポリタンLA。もっと違う都市が観てみたくなるイメージの嵐。「ぼくらがあのころかんがえたみらいのもうすこしみらい」を楽しむ映画でもある。

 

たーのしいよ。

 

ストーリーに文句やクエスチョンマークをつける箇所も特になく、Kの彼女がプログラミング彼女だっていうのもわかるようなわかんないようなだけど、きっとそんなもんなんだろう。Luvに深みが無いような気もしたけど、それもそんなもんなんだろう。007の強い人造人間みたいなイメージ。

ただ、この映画、センチメンタリズムは回収したけれども物語としては何も進んでいないのよね。この世界の孕んだ危険とかメッセージとか、何も訴えていない。

 

「お前は奇跡をこの目でみていないからな」というセリフ、でもウォレスの「レイチェルの恋心は実験だった」という言葉から考えるとそれが本当に奇跡であったかどうか疑わしくもある。まだまだ技術は不完全だった、ってことかな?

しかし実際出産してその子供が普通に育ってるのを考えると、やっぱりレプリカントは道具としては使っちゃいけないし反乱は必須なのではとかなんとか……。

そういう分析は置いておいて、2時間44分、あれだけのリドリー的な演出にも関わらず鑑賞しきることができました。一作でまとめたあたりも好感が持てる。これが2部作になってたら多分そんなに面白くなかったぞ。

 

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Kombucha とは

今日ね、行ってきたんですよ。トレジョに。

トレジョ、Trader Joe's、自社チャンネルを持ち、自社ブランドのあらゆる食品を提供する日本人にも親しみやすいアメリカのスーパーチェーンですね。

日本未上陸なので、ここのエコバッグを日本土産にする人も多いんですが、私もここの冷凍食品にはよくお世話になってます。

 

で今日、発見というか気づいたものがありまして。

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これ。   KOMBUCHA

こんぶちゃ?昆布茶?こぶ茶?あの!?!??!

ちなみに冷え冷えです。並びのイメージは買ってすぐ開けて飲める飲み物って感じ。

でも、でもこれ…あの昆布茶とは関係ないの…?

困惑しながら成分表をにらむんですが、成分がKOMBUCHA。

それ、間違いじゃないけど根本的にKOMBUCHAの説明になってない。

 

しばし、そうしばしここで悩みました。その間にもアメリカ人のおばちゃんが私の横でこれを手に取ってふんふんと眺めていて「これがなんなのか知ってますか?」と聞きたい気持ちをぐっと抑えましたけれども。『ちょっと確認したかったのよ、ありがと』なんつってそのおばちゃんは去って行きましたが、あ、あなたもこれが何か知らなかったのね…。

 

案ずるより産むがやすぅぅし!と一本。この真ん中のGingeraideってのをかごの中に放り込み…同行者は「では私も」とすぅーっとRasberryって書いてあるやつをかごにいれてましたね。「私に付き合う必要は皆無」と言ったんですけど、試してみたいって無茶なこといいやがるから、強くは止めませんでした。

会計を済ませ、車の中でいざ、開けてみたんですが

わお、スメル。

匂いがきっつ。酢!?酢なの!?

 

飲もう、とりあえず飲む。そして味は。

謎。なんだろう、これ。ちょっとすっぱいけどなんか深みもあるような…。

でもジンジャー。甘くない。味ない。酸っぱいジンジャー。

簡潔にいう。美味しくない。

 

謎のまま帰宅して、調べたところ

 

KOMBUTYAは紅茶キノコでした。

 

紅茶キノコ!?

 

名前だけは聞いたことあるけど、実際口にいれるのははーじーめーてーだ!

 

ハリウッドセレブを中心に、ヘルスコンシャスなレィディたちが飲んでいるそうで…

 

 

謎は解けた。

 

これを飲んで『コーラを飲まず、水でもない、紅茶キノコジンジャーフレーバーを飲むアタシ!なんてヘルシー!!ああん!』って思ってるアメリカ人マダムに思いを馳せるのでした。う~ん、不味い。

死者が増えませんように

Las Vegasの銃乱射事件について。ショッキングな事件で、他人事だとは感じませんでした。大都市に行けば人が集まる場所には行くし、こどもたちは普通にこっちの学校に通っているし。Newtownの乱射事件も記憶に新しい中、アメリカに住むにあたって顕在する恐怖の一つだと思います。

 

日本が地震なら、アメリカは銃乱射。巻き込まれる方もこれによってうける被害は運一つなので、銃乱射は天災と同じ扱いでいいと思う。

 

亡くなられた方々にご冥福をお祈りしながら、今も病院で治療を受け生きようと戦っている方々にエールをお送りしたいと思います。

M/M小説にはまりつつある

エイドリアン・イングリッシュシリーズの原書を読んでます5冊目まで読了、今6冊目である(これは日本語訳されていない模様)

思ってたより、ずっと楽しく読めています。渡米1年目に読み始めてはみたもののあまり進まず、結局今年になって一気に全部読んだ感じ。自分が住んでいるところと西海岸、ロスの空気と雰囲気の違いを体感しているだけに、描写されている特定の地域も、アメリカならよくある風景も目に浮かぶので非常に楽しいです。

私は異性愛が苦手なので、M/M小説を読める環境に感謝しています。このM/M小説が…とてもリアルで愛しい…。アメリカ人の異性愛は読みたくないけど男同士の恋愛はかわいくて一生懸命で、私は好きだ、好きだ―!!!

なんでなんだろな。とりあえず。また書きたいことが出てきたら書きます。

ブログの書き方

文章をなんで書くのかというと、心の中の抑えきれない思いのはけ口として書くのであって、誰かに読んで欲しいから書くわけではないので、読む人に面白いものにはならない。読む人を想定していない文章を公開する意味は無いのでは、と思いつつ、面倒くさい自分の思いを少しの労力でここに残しておくことに少しの意味を感じている。少しづつ何かの足しになればいいな。自分の。

 

自分のためだけに書いてるから、いいんだ。これで。