ほーむぱーちー

今日はお客さんが来ます。お料理その他を準備しながら、10年前のおもてなしと今のおもてなしのベースって変わったかも…とぼんやりと考えています。

 

10年前、すでに夫の仕事の都合で外国に住んでいた私。お客さんを家に呼ぶ生活はその頃からありました。その頃の某国駐在日本人界隈では、奥さんがお客さんをもてなすのが基本で料理はおいしいものをサーブできるのが当たり前。「これから頑張ってね」と励ましてくれる先輩奥様もたくさんいらっしゃいました。おかげ様でそこで覚えた料理もたくさんありました。その次の国は日本人駐在家族がとても少なくて、ホームパーティーと言っても非常に身内的なものばかりで気張る必要もなく、さらに日本にもどるとお客様を家でおもてなすことはほぼなくなり(こどもたちのパーティーはよくやってたけど)一時私のパーティーおもてなしスキルは停止していたんですが、今、アメリカに住み始めてホームパーチ―を開く機会もそこそこある現在。

 

アメリカ人を呼ぶホームパーティーでは…妻、つまり私が立って働いていることはイケナイことなので、私は事前に全て用意することになります。奥さんが忙しく立ち働いているのに夫がドスンと座ってる図ってのがもう生理的にダメみたいなのがビンビン伝わってくるの。(南米人は割かし平気。旦那さんも手伝ってくれるけどね。)だからアメリカ人がうちに来るときは「作り立てが美味しい料理」を出すわけにはいかず。日本食の揚げ物とか米人は好きだけど、あれ、揚げたてじゃないと美味しさ半減するし…特に素人の私が作る揚げ物なんてさ…とか言い訳しつつ、適当なものを出します。適当を歓迎される国アメリカ。最高じゃんね…。と思いながら。

 

今日のお客さんは日本人だから、料理をちょっと頑張んなきゃいけない。カーチャンの晩御飯でいいよな!それが一番うまいよな!と心の中で叫びつつ…。

 

オチが無いけど、覚書ってことで。